オンスクリーン・キーボード変更

Linux向けのソフトウェアキーボードとしては “Onboard” が手堅く動作します。 Onboardをインストールすると、設定ツールもインストールされるため用途に応じて設定できます。

問題は、GNOMEのオンスクリーンキーボードがGNOME自体に深く統合されており、替えが効かないことでしょう。 GNOMEには、Caribouというキーボードが統合されているのですが、Controlなどの修飾キーがなく、カスタマイズできず、disableもできない、というツールです。

タブレットなどのタッチデバイスでは、テキスト入力可能なエリアにフォーカスが当たると強制的に最前面動作するため、使い物にならなくなります。

この問題は数年前から認識されていますが、解決に向けた議論にはなっていません。

解決策は、GNOMEをやめて、別のデスクトップ環境に切り替えることです。たとえばUbuntuの場合は、Xubuntuをインストールして切り替えるとGNOMEではなくXfceになります。

デスクトップ環境を変えると基礎的なウインドウ操作が変わってしまいますが、スクリーンキーボードについては、当面他の手はなさそうです。