Web Componentsを活用して独自のHTMLタグを開発すると、高度な表現を完結な記述で実現できて便利です。
WordPressでWeb Componentsを利用したい場合、記事中などに記載したタグがWordPress標準のサニタイジング機能により無効化され、表示されません。
以下の2点の対応により、WordPressにも独自タグを表示できます。
- 標準以外のタグを利用可能にする
- エスケープされない書き方で記事に掲載
標準以外のタグを利用可能にする
WordPressの記事中にHTMLタグを記載した場合、決まったタグ以外は表示の際に除去されます。
利用可能なタグを追加したい場合には、wp_kses_allowed_html
にタグ名(以下の例ではmy-element)と属性名(以下の例ではspec)を登録します。
function.phpなどにadd_filter()
を実装することで登録可能です。
add_filter('wp_kses_allowed_html', function($tags, $context) {
switch( $context ){
case 'post':
$tags['my-element'] = array(
'spec' => true,
);
break;
}
return $tags;
}, 10, 2);
エスケープされない書き方で記事に掲載
wp_kses_allowed_htmlに追加するとタグは利用可能になりますが、記事表示の際にWordPressによってタグが書き換えられ、構成が崩れます。
<div><my-element>
</my-element></div>
のようにdivタグで前後を囲むと構成の崩れを抑えられます。
⁋ 2018/06/05↻ 2024/12/18
中馬崇尋
Chuma Takahiro
Chuma Takahiro