稼働保証のないインフラに全面移行

ユニコーンリサーチ株式会社(代表取締役 中馬 崇尋)は、2018年5月28日より自社のサービス、社内インフラに利用しているサーバを時限的に動作するGoogle Cloud PlatformプリエンティブルVMに切り替えました。
これによりクラウドネイティブなインフラへのさらなる進化を追究します。

移行の背景

従来より当社では、先進技術の実地ノウハウ獲得を目的に、1ノード構成で冗長性のないGoogle Kubernetes Engineの実運用など、セオリーと異なる構成を積極的に採り入れてきました。

プリエンティブルVMは最大の連続稼働が24時間に制限され稼働保証がない一方で、コストパフォーマンスに優れるサービスです。
一般的な利用方法としては、標準のVMとの組み合わせによりサービスレベルを維持する構成が好まれますが、当社ではkubernetesによる一定の自律復旧を確保できていることも考慮に入れ、全サービスをプリエンプティブルVMに集約しました。

オープンソースソフトウェアの構築力を活かして、ミドルウェア層の工夫と水平分散指向のアーキテクチャでトータルのサービスレベル向上を追求する考えです。

代表コメント

「先端的なクラウドインフラ分野では、意図的に故障をとりいれるカオスエンジニアリングによりロバストな基盤を追求する手法が登場し、かねてより注目していました。
プリエンプティブルVMはコストパフォーマンスが高いため、同じコストでピークの機器数を増やすことが可能です。
サーバ数の変動や再起動といった間欠性の挙動を持つインフラ上で効果的に動作するサービスを開発していきたいと考えています。」(代表取締役 中馬 崇尋)

ユニコーンリサーチ株式会社について

TI(Technology based Intelligence)産業の立ち上げを目的とする企業です。
印刷技術から本の文化が生まれたように、広く普及したITに立脚して知的なソフトウェアを開発します。
ユーザーが気づいていなかった「もうひとつの視点」を提供することで社会の進化に貢献します。

ユニコーンリサーチ株式会社
http://unicorn.limited/jp/
〒150-8512
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