MacOSのデスクトップは、~/Desktopフォルダを指していますが、変更も可能でした。
ただし、後述のとおり誤って削除しないよう保護されているため、理解せず変更するのは避けるべきでしょう。
準備:現在のデスクトップフォルタをバックアップ
Desktopフォルダをリネームすることでバックアップできますが、MacOSのDesktopフォルダは削除できないよう保護されています。
これはUnixのパーミッションではなく、MacOS独自の拡張属性で設定されているため、以下のようにターミナルからchmodの独自オプションで保護を解除する必要があります。
$ chmod -a# 0 ~/Desktop
$ mv ~/Desktop ~/Desktop.bak
シンボリックリンクを張り、FInderを再起動
新たにデスクトップに設定したい任意のフォルダにln -s
コマンドでシンボリックリンクを張ります。
killallでファインダーを再起動すると、デスクトップがシンボリックリンク先のディレクトリに切り替わります。
$ ln -s ~/some/directory ~/Desktop
$ killall Finder
さらに別のフォルダに変更する際には、rm
コマンドでDesktopのシンボリックリンクを削除したうえで同じ手順を繰り返すことで切り替えできます。
まとめ
一般的にはデスクトップのフォルダを切り替える必要性は低いので、あまり必要のないカスタマイズと言えます。
切り替えが有効なのは、相互に無関係な複数のタスクで大量のファイルを取り扱うケースです。
このようなワークロード環境では、タスクを進めるにも多数のファイルを確認しないと始まらない展開になりがちです。
デスクトップフォルダが1つしかないと、ファイルが埋没するため、時間が経つにつれ意味がとりづらくなります。
仕事の範囲を著しく広げていくと、このようなファイルアクセスの工夫が必須になるのです。
⁋ 2019/05/17↻ 2024/11/07
中馬崇尋
Chuma Takahiro
Chuma Takahiro