kubectl get pod
など、kubectlコマンドの操作対象に指定するリソースには省略形があります。pod の場合は po です。
リソース名は長いものが多く、省略形を覚えておくとオペレーションが簡潔になります。
リソースの対照表は、以下のコマンドで表示できます。
$ kubectl api-resources
よく使われるリソース例は以下の通りです。
リソース | 省略形 |
---|---|
deployments | deploy |
statefulsets | sts |
daemonsets | ds |
pods | po |
services | svc |
endpoints | ep |
namespaces | ns |
configmaps | cm |
kubectlのタブ補完
シェルの補完機能を利用して、kubectl
のサブコマンドやリソースをTabキーで補完できます。
bashの場合は、bash-completion
をapt-getなどでインストールしておきます。
.bashrcに以下のような設定を記述しておくことで、kubectl向けのタブ補完が有効になります。
source <(kubectl completion bash)
Mac向けやzshなどの設定は、公式ガイドの Tools Includedに解説があります。
サブコマンドに限らず、podなどのリソースもフラグメント付きで補完されるため、リソースを調べる手間を軽減できます。
なお、検索対象は現在のコンテキストの範囲であるため、複数のネームスペースがある構成などでは、あらかじめ切り替えておく必要があります。
⁋ 2021/05/27↻ 2024/12/18
中馬崇尋
Chuma Takahiro
Chuma Takahiro