WindowsのOpenSSHクライアント

WindowsにもMicrosoftが配布しているOpenSSHのクライアントがあり、ターミナル上のPowerShellから利用できます。
たとえばAlacrittyなどUnix系OSと同じターミナルを使うと、ほぼ同じように動作するため、サーバーアクセスに便利です。

コマンドもsshのほかscpssh-keygenなども使えます。
コマンドが入っていない場合、PowerShellまたは、設定->アプリ->アプリと機能->オプション機能からインストールできます。

Add-WindowsCapability -Online -Name OpenSSH.Client~~~~0.0.1.0

~/.ssh/config

OpenSSHはWindowsであっても~/.ssh/ディレクトリを参照します。WindowsのホームディレクトリはC:/Users/ユーザー名で、cd ~で移動できます。
鍵やconfigファイルも基本的に同じ取り扱いです。.sshフォルダが存在しなければ作成します。

パーミッションもUnix系と同等の判定ですが、Windowsにはchmodがないため設定方法が異なります。

  • Explorerでフォルダやファイルを右クリックして「プロパティ」→「セキュリティ」タブから設定。
  • 「グループ名またはユーザー名」にグループなどが含まれていることが多い。該当ユーザー以外のグループなどは削除する
  • configのパーミッションは「読み取り」「書き込み」、鍵は「読み取り」で動作している

キーバインドの変更

OpenSSHと直接関係ありませんが、「PowerToys」のKeyboard Managerを利用するとキーマップを変更できます。
Unix系OSのようにCapsLockを入れ替えたい場合に使えます。

中馬崇尋
Chuma Takahiro